【 過去の開催履歴 】
〜特定領域研究(A)第2回研究集会〜
『東アジア出版文化の研究』
開催日時:2001年10月20日(土)・21日(日) 会 場:米沢市 伝国の杜会議室(上杉博物館)
《ご報告》
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みちのくの美しい秋晴れの中、米沢市上杉博物館の開館を記念して行なわれた研究集会には、国内外から約30名の研究者が参加されました。初日の公開講演では、USAウィスコンシン大学のウィリアム・ニィーンハウザー教授と帝京大学の尾崎 康教授から『史記』に関する専門的で興味深い講義が展開され、参加者は熱心に聞き入っていました。また、オープンして間もない米沢市上杉博物館は木目調の美しい建物で、館内展示物見学会では、談笑を交えながら、終始和やかな雰囲気でした。
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《10月20日(土)》 |
12:30〜 | 受 付 |
13:30〜13:40 | 開会挨拶 領域代表 磯部 彰 |
| ご挨拶 米沢市教育委員会教育長
〈公開講演〉 司会:磯部 彰 |
13:40〜 | ・ウィリアム・ニィーンハウザー教授 |
| Prof. William H. Nienhauser, Jr.
''Sentence Fragments and the Methods of
Compostion of the *Shih chi*''
(『史記』の文章とその構成方法について) |
(休 憩) | |
| ・尾崎 康 |
| 「米沢に伝えられた国宝の宋版『史記』・『漢書』・『後漢書』」 |
〜17:00 | 博物館館内見学(自由参加) |
《10月21日(日)》
研究会 (発表20分/質疑応答10分)
9:20〜9:30 挨拶 新宮 学(山形大学人文学部・教授/研究項目E班代表)
日 時 |
氏名(司会) |
所属・職 |
発表題目 |
9:30〜10:00 |
岡村 敬二 (岸田文隆) |
京都学園大学 人間文化学部・教授 |
「日満・満日文化協会」の刊行物 ー満洲および満洲国出版史として |
10:00〜10:30 |
陳 捷 (磯部祐子) |
日本女子大学 人間社会学部・講師 |
米沢藩旧蔵宋版三史をめぐる日中文化交流について |
10:30〜10:50 |
[休 憩] |
10:50〜11:20 |
浅野 裕一 (磯部 彰) |
東北大学大学院 国際文化研究科・教授 |
郭店写本から見た『春秋』の成立時期 ー平 説の再検討ー |
11:20〜11:50 |
中見 立夫 (八尾隆生) |
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所・教授 |
東アジアにおける“実録”の編纂・出版と日本人 |
11:50〜12:00 まとめの挨拶 磯部 彰
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〜特定領域研究(A)第2回研究集会(G班主催)〜
『シンポジウム モンゴル仏典研究の新展開』
開催日時:2001年10月20日(土)12:00〜17:30 会 場:大谷大学文学部博綜館5階第2会議室
〒603-8143 京都市北区小山上総町 電話:075-432-3131(代表)
《ご報告》
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紅葉美しい京都の秋空の下、大谷大学にて行なわれた「シンポジウム・モンゴル仏典研究の新展開」には、研究者 約30名 が参加しました。同シンポジウムでは、内蒙古社会科学院研究員のションコル氏、中国第一歴史档案館研究員の李保文氏をお招きし、日本側の言語学・文献学研究者と、モンゴル仏典研究の新展開について最新の成果を報告しあい、和やかな雰囲気の中にも意義深い研究会となりました。
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《内 容》
日 時 |
氏 名 |
所属・職 |
発表題目 |
12:00〜12:30 |
松川 節 |
大谷大学 文学部 |
モンゴル仏典研究の新展開 (基調報告) |
12:30〜13:15 |
ションコル |
内蒙古社会科学院 |
新発現のモンゴル語訳『本生鬘』とその『廣疏』簡論 |
13:15〜14:00 |
李 保文 |
中国第一歴史档案館 |
康煕版モンゴル・ガンジョール出版に関する満洲文上奏文 |
14:00〜14:30 |
[休 憩] |
14:30〜15:15 |
栗林 均 |
東北大学東北アジア研究センター |
先古典期モンゴル語における正書法上の特徴 |
15:15〜16:00 |
樋口 康一 |
愛媛大学 法文学部 |
Tibeto-Mongolica |
16:00〜16:45 |
庄垣内正弘 |
京都大学 文学部 |
モンゴル語仏典におけるウイグル語の影響について |
16:45〜17:30 |
橋本 勝 |
大阪外国語大学 外国語学部 |
総括 |
懇親会(17:45より) 於:1号館1階学生談話室(ビックバレー)
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