研究室担当:寺山恭輔
東北大学 東北アジア研究センター
文化研究分野・准教授(兼)
専攻
  • ロシア・ソ連史
  • 日ソ関係史
略歴
  • 1993年 3月  京都大学 大学院文学研究科博士後期課程研究認定退学 (文学博士1996年3月)
  • 1995年10月  九州大学 助手 大学院比較社会文化研究科
  • 1996年12月  東北大学 助教授 東北アジア研究センター
主要な研究テーマ
  • 1930年代ソ連の政治・社会
  • 日本とロシア・ソ連の関係
  • シベリア、極東ロシアの民族問題
  • シベリア、極東ロシアの環境問題
主な著書・論文
  • 「1930年代ソ連の対モンゴル政策」『東北アジア研究叢書』第32号、2009年3月、128頁。
  • 「ソ連におけるメディアと検閲~ボリシェヴィキの描くユートピア~:序論」山田勝芳編『東北アジアにおけるユートピア思想の展開と地域の在り方についての総合的研究』(科学研究費(基盤B)「東北アジアにおけるユートピア思想の展開と地域の在り方についての総合的研究」研究成果報告書)、2009年3月、27-71頁。
  • 寺山恭輔編斉藤由佳・前田ひろみ訳「ロシアの北太平洋進出と日本―「ロシア領アメリカの歴史」から」『東北アジア アラカルト』第20号、2009年3月、237頁。
  • 監修平川新:編集寺山恭輔、畠山禎、小野寺歌子『ロシア史料にみる18-19世紀の日露関係 第四集』『東北アジア研究叢書』第36号、2009年3月、285頁。
  • 書評ロイ・メドヴェージェフ『スターリンと日本』 『ロシア・ユーラシア経済-研究と資料』2008年10月号、44-48頁。
  • 「ソ連における対日戦勝記念日」川島真、貴志俊彦編『資料で読む世界の8月15日』山川出版社、2008年7月、155-166頁。
  • 「ロシア・東欧・北欧」『史学雑誌:2007年の歴史学会―回顧と展望―』第117編 第5号、2008年6月、379-384頁。
  • 監修平川新:編集寺山恭輔、畠山禎、小野寺歌子『ロシア史料にみる18-19世紀の日露関係 第三集』『東北アジア研究叢書』第31号、2008年3月、231頁。
  • 監修平川新:編集寺山恭輔、畠山禎、小野寺歌子、藤原潤子『ロシア史料にみる18-19世紀の日露関係 第二集』『東北アジア研究叢書』第26号、2007年6月、208頁。
  • 「革命ロシアからの密使と中国―ミュレル,ポポフ,ヴィレンスキー・シビリャコフ,ユーリン・ミッション,ポレヴォイ,ストヤノヴィチの活動を中心に―」初期コミンテルンと東アジア研究会編『初期コミンテルンと東アジア』不二出版、2007年2> 月、第四章(177-231頁)。
  • 「戦間期のソ連西北部国境における民族問題とスターリンの政策:フィンランドとレニングラード、カレリア」『史林』90巻1号、147-178頁、2007年1月。
  • 「レザーノフ遣日使節団の提唱者、ロシア宰相ニコライ・ルミャンツェフ」寺山恭輔編『東北アジア研究センター研究シリーズ』⑦「開国以前の日露関係」、2006年6> 月、239―265頁。
  • 「ロシアにおける田中上奏文」『ロシア史研究』78号、2006年4月、38-45頁。
  • 「プーチンのロシア」『東北アジア アラカルト』第16号「三人の大統領とソ連・ロシア―ペレストロイカ、ソ連崩壊、再興―」(セルゲイ・パプコフ、寺山恭輔、畠山禎編集)、2006年3月、21-43頁。
  • 「プーチンのロシアをめぐる邦語文献」同上、44-59頁。
  • 「スターリンと中東鉄道売却」『近代中国東北地域史研究の新視角』江夏由樹、中見立夫、西村成雄、山本有造編集、山川出版社、2005年10月、154-184頁。
  • 「スターリンと満州」『東北アジア研究』第9号、2005年3月、89―110頁。
  • 「革命ロシアと中国:ミュレル、ポポフ、ヴィレンスキー・シビリャコフ」『初期コミンテルンと東アジアに関する歴史文献学的研究』(平成14-16年度科学研究費(基盤研究(B)(1)課題番号14310170)成果報告書)、99-117頁。
  • 「ロシアにおける中国学、モンゴル学の歩みと資料収集」『東アジア出版文化研究:こはく』2004年12月、295-330頁。
  • 「ソ連崩壊後のロシア極東発行の新聞、雑誌に見られる新史実の発掘」『戦間期シベリア、モンゴルの政治・社会システムの改編:1917-1941年』(平成13年度~平成15年度科学研究費(基盤研究(B)(2))課題番号13571031)成果報告書)、3-39頁。
  • 「ロシア史料にみる18-19世紀の日露関係 第一集」『東北アジア研究センター叢書』第15号(平川新監修、藤原潤子、伊賀上菜穂、畠山禎と編集)、2004年3月、1-205頁。
  • 「9.11テロ後のロシアと世界」『中東欧とロシア』(平成14年度教育共同研究プロジェクト経費成果報告書:東北大学、2003年9月、85-101.)
  • 「日本人漂流民の子孫と名乗るソ連外交官キセリョフ」(『窓』ナウカ、2003年9月号、7-13.)
  • 「第二次大戦時のソ連における捕虜問題に関する最近の研究」(『日ソ戦争と戦後抑留の諸問題』―スラブ研究センター報告シリーズNo.81、2002年4月、38-55.)
  • 「1930年代初頭のソ連の対新疆政策」(『東北アジア研究』第6号、2002年4月、103-120.)
  • 「駐日ソ連全権代表アレクサンドル・トロヤノフスキーと1932年の日ソ関係」(『東北アジア研究』第5号、2001年4月、67-91.)
  • 「ソ連極東における鉄道政策(二):バムと鉄道軍特別軍団」(『西洋史学論集』第38号、2000年12月、1-18.)
  • ソ連極東における動員政策:1931-1934年(『ロシア史研究』第66号(2000),61-82.)
  • 編訳 シベリアの過去と未来(『東北アジア アラカルト』第2号、1999年、1-153.)   (L.S.ヤノヴィチ「学術出版と“シベリア・クロノグラフ”について」、L.S.トルス「ノヴォシビルスクの“メモリアル”:その歴史概観」、V.A.ラーミン、N.N.ポクロフスキー「シベリア史研究の今日的状況」、V.A.スクブネフスキー「アルタイ国立大学における祖国史研究(1990年代)」、V.P.ジノヴィエフ「トムスク国立大学におけるシベリア史研究(1980年代末~1990年代)」、L.M.ダメシェク「イルクーツク国立大学におけるシベリア史研究(1990年代)」、I.S.クズネツォフ「ノヴォシビルスク国立大学祖国史学科におけるシベリア史研究」、V.V.クレショフ、V.E.セリヴェルストフ、V.M.チスチャコフ「世紀転換期のノヴォシビルスク州、ノヴォシビルスク市経済」、V.E.セリヴェルストフ、V.I.イヴァンコフ、V.I.クリストリン「地域間連合「シベリアの合意」:その活動の基本原則と活動方針」、T.D.スクルィンニコヴァ「ブリヤートの伝統的政治文化と現代における民族的帰属意識」、E.L.フロロヴァ「ノヴォシビルスクにおける日本語の学習:歴史、現状、発展計画」)
  • ソ連時代に関する史料の発掘・回想・研究(1990年代のロシア):文献目録(『旧ソ連圏における市民的アイデンティティーの研究』(平成11年度教育研究共同プロジェクト経費成果報告書),75-119.)
  • ソ連極東における鉄道政策:軍事化と政治部設置(1931-34年)(『西洋史学論集』第36号(1998),1-18.)
  • 1930年代初頭のソ連における内政と外交ー満州事変への対応を中心にー(『ロシア史研究』第60号(1997),63-72.)
  • 1930年代初頭のソ連の対日政策ー満州事変をめぐってー(『ロシア研究』第25号(1997),88-101.)
  • 満州事変とソ連における「備蓄」の構築(『東北アジア研究』第2号(1997),173-198.)
  • 1920-30年代のカレリア、ムルマンスク(『西洋史学論集』第34号(1996),84-98.)
  • 「満州事変とスターリン体制:戦争の脅威と30年代初頭ソ連国家・社会の変容」(博士論文:京都大学1996年)
  • 「不可侵条約をめぐる満州事変前後のソ日関係」『史林』第74巻4号(1991年)、62-95頁。
  • 編集協力:A.A.キリチェンコ編『シベリア抑留死亡者名簿』「東北アジア研究センター叢書」第12号、2003年3月、1-777
  • "Советская мобилизационная политика на Дальнем Востоке в начале 1930-х гг.", С.Попков и К.Тэраяма eds., Урал и Сибирь в сталинской политике, Новосибирск, 2002, s.98-125. (ロシア語「1930年代初頭の極東におけるソ連の動員政策」『スターリン政策におけるウラル、シベリア』)
  • "Военизация(Милитаризация) железных дорог на Дальнем Востоке СССР(1931-1934гг.) ", Гуманитарные науки в Сибири, 1999-2,ss.35-39. (ロシア語、「ソ連極東における鉄道の軍事化」『シベリアにおける人文科学』)
  • "Soviet Policies Toward Mongolia After the Manchuria Incident,1931-1934",in Tadashi Yoshida & Hiroki Oka eds.,Facets of Transformation in Northeast Asian Countries, Tohoku University, 1998,pp.37-66.
  • "The Manchurian Incident and the Soviet reserves policies", in Kyosuke Terayama ed.,Russia and Japan : A historical survey, CNEAS (Tohoku University), 1998, pp.93-100.
  • "Ответ на угрозу : Советский Дальний Восток в начале 30-х годов.", ЭКО, 1997-7,Новосибирск, ss.155-160. (ロシア語、「30年代初頭のソ連極東」、『エコ』)
  • "Маньчжурский Инцидент и СССР", Acta Slavica Iaponica, tomus 14, 1996, Sapporo,pp.179-198.(ロシア語「満州事変とソ連」)
  • 書評:Лубянка.Сталин и ВЧК-ГПУ-ОГПУ-НКВД Январь1922-декабрь 1936, Москва, 2003, 912с.(『ロシア史研究』74号、2004年3月、p.130.)
  • 書評:R.W.Davies, Crisis and Progress in the Soviet Economy,1931-1933,London,1996、(『ロシア史研究』第64号(1999年春)、90-91.)
  • 書評:富田武『スターリニズムの統治構造』岩波書店、1996年:(『現代史研究』第43号(1997年12月)、90-95.)
  • 紹介:История Русской Америки,1732-1867:t.3. Русская Америка : от зенита к закату,1825-1867),Москва,1999.(ロシア語:『露米会社の歴史』第三巻「絶頂から衰退へ:1825-1867」、『東北アジア研究』第6号(2002年4月)、293-304.)
  • 翻訳:Тамара Есенова, "Русская разговорная речь в Калмыкии и вопросы культуры речи"、『東北アジア研究』第6号、2002年4月(121-141.)タマーラ・エセノヴァ「カルムィクにおけるロシア語の話し言葉と正しい言葉づかいの諸問題」
  • 翻訳:B.N.スラヴィンスキー「1951年のサンフランシスコ平和条約と今日の日露関係」『新世紀の東北アジアー日中露三国をめぐる国際関係の歴史と将来』(『東北アジア アラカルト』第4号、2001年、15-24)、V.L.ラーリン「ロシア極東地域の利益、将来性からみた中国と日本」(同上、25-40.)
教育活動
  • 歴史学(全学教育、文学部を含む)
  • 学部講義
  • 大学院講義 ユーラシア文化史特論、ユーラシア文化史研究演習